年が明けてもう3月、春ですが遅らせながら「いらかぐみ東京分科会」の2013年新年会を行いました。
場所は東京から約100km離れた水戸郊外にある酒蔵「木内酒造」さん。
木内酒造合資会社
ちょうどこの日、「蔵楽々会」(くららのかい)が行われるのを見つけ、応募してみたら取れてしまいました。
20回目となる今回の「蔵楽々会」はNYからテナーサックスプレイヤーStan Killian(スタン・キリアン)を招き、国内の一流ミュージシャンとともに、日本酒蔵に本場のジャズを響きながら、お酒とお料理のフルコースを堪能するという趣向。
こんな新年会はわたくしも初めてです。
少し早めに家をでましたが、関東地方を吹き荒れる強風の為に電車のダイヤは大きく乱れていました。
わたくしが乗った上野駅発〜勝田行きの普通車も遅れて上野駅を出発。
しかも勝田行きが急遽、水戸駅どまりに変更。
30分以上遅れて水戸駅に到着しました。
夕陽がキレイで幻想的でした。
水郡線の中で万訪さんと合流。
水郡線は単線のローカル線で、電化もされていませんが車両はJR東日本の新型車両キハE130系です。
水戸駅から約15分。
常陸鴻巣駅から約10分ほど歩くと木内酒造が見えてきました。
敷地内に入ると、レストランではすでに満員で、料理も始まっている模様...。
あれ?
とりあえず、店舗の方のレジへ行ってみました。
店に入るなり、いきなり名前を呼ばれてちょっとおどろき。
17時開始で16:30受付開始でしたが、今の時刻は17:45...。
ぎりぎり間に合ったかと思いましたが、実は時間を勘違いして1時間遅れての到着でした。
すでに最初の演奏は終わっていたもよう。
そして、料理も始まっていたのです。
席に案内されると同時に、先付と前菜が出てきました。
【先付】甘海老粕漬(ゆず菜花)
【前菜】鹿肉と新玉葱の煮浸し
生湯葉の冷製茶碗蒸し
春野菜の蔵味噌チーズサラダ
ズワイガニとかぶのテリーヌ
常陸大黒豆〜バニラ風味〜
先付に合わされる純米吟醸本生酒「春待月」
と
前菜に合わされる地ビール・常陸野ネスト
も同時に出てきました...
出だしでバタバタしてしまいましたが、とりあえず乾杯です。
ホッとしました。
続いて椀もの。
【お椀】あさり真丈、ジャブもち、わらび、松葉ゆず(しぼりたて山田錦純米吟醸仕立て)
そしてここで、JAZZライブが入ります。
てっきり、食事の会場で演奏が行われるのかと思いましたが、別の棟の「仕込み蔵」に場所です。
ドラム&進行・北澤 真、サックス・スタン キリアン、ピアノ・成田祐一、ベース・トオイ ダイスケ。
アンコールを含めて4曲が演奏されました。
久々に生で聞く演奏はやっぱりいいですね。
いきなりのちゃんぽん(日本酒と地ビール)で、すっかり酔い気持ちになっていましたが、毛細血管の一つ一つが目を覚ましたようでした。
ちょっと寒かったですが...。
そして再びレストランにもどりコース料理の後半が始まります。
【お造り】天然平目と白板コブ博多、大吟醸ポン酢ジュレ
上に乗っているのはよりうどと花びらラディッシュ
お酒はしぼりたて大吟醸が出されました。
【中皿】寒堀り竹の子の桜揚げ、天豆、美味出し(酒粕風味)
純米酒のぬる燗が合わされます。
【メイン料理】ローズポークの菊盛「朝紫」煮込みとロースト
地ビール・常陸野ネスト
日本酒・日本酒・地ビールと後半もちゃんぽんで、すっかりろれつが回りません。
だいじょうぶか...。
締めの【蕎麦】は青のり十割酒そば
生の青のりの食感と香りが効いたとろろのかけそばでした。
これは初体験です。出しもうまくて飲み干しました。
【デザート】キャラメルパンプディング梅酒のソース
事前に蔵に終了時間を問い合わせたところ、20時すぎくらい、とのお話でしたが、すでに21時に迫る勢い。
なんとか東京(上野)行きの特急列車はあるようですが、自宅に到着するのは日付をまたぐギリギリです。
遠方からの客はバラバラと席を立ち始めました。
我らも急いで蔵をあとに。
風は収まっていましたが、凛とした空気が気持ちいい。
街路灯の無い、真っ暗な県道を歩きます。
こんな時間に東京から100kmの場所にいるなんでまさに非日常です。
酔って足取りも軽い。
単線の常陸鴻巣駅は当然無人駅です。
駅の待合室にはカギが掛かっていて、ホームで列車の到着を待つことに...
カタコトとレールの鳴る音が遠くの暗闇に聞こえ、踏切の遮断機が鳴り響きました。
予定よりも少し遅れて列車は到着。
水戸駅からは特急「フレッシュひたち」で一路、東京へと戻りました。
おつかれさまでした。
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