最近、というかもうだいぶ前からですが、荒川のような河川敷だけを走るのも正直飽きてきました。
マンネリ化はモチベーションの低下にもつながります。
ああ、地方を走りたい。
でも、なかなかまとまった休みが取れません。
わざわざ地方にまで脚を伸ばさなくとも東京近郊で山と森、自然の中を森林浴を浴びながら、時にはヒルクライムなどができる場所はないものか?とあとできれば古街道な風情が残る場所。
そんな場所はないものか?
自宅からは電車1本の輪行でアクセスできる場所がいい。
そうしてまず候補に上がったのが、飯能・秩父・青梅エリアでした。
さらに飯能の奥にある(旧)名栗村には、サイクリストが集うイタリアン・カフェレストランがあるというのを最近知ります。
お店の名前はカントリーカフェ「ターニップ」(turnip)カブという意味である。
ここの所、毎週、週末となると天気が良くない。
今週末も秋雨前線の南下で雨模様。
しかし、これまたいいかげんで、雨が降ると言って降らない。
曇りないし晴れといって雨が降る。
今日は降水確率だけ見ると1日中雨の予定でした、朝から降る気配は無し。
空に雨雲も無し。ウェブサイトの雨雲レーダーを見ても関東近郊に雨雲は見あたらない。
まあ、奥武蔵の山間部は天候の変化が激しいから100%安心はできませんが、こんな事ではいつまでたっても実行できないでいるので、とりあえず思い切って出発する事にしました。
まあ、行ってみて現地で考えよう。
自宅近くの駅から輪行。快速急行に乗れば30分ほどで奥武蔵の入口「飯能駅」に着きます。
途中所沢近辺で雨に見舞われたが、飯能駅に着いた時には雨もあがり、路面も乾きはじめていた。
よし、自転車を組み立てて、着替えて出発だ!!
今回は通勤電車に30分ほどの輪行なので、輪行袋は前輪だけ取り外す、簡易的な『モンベル・コンパクト リンコウバッグ クイックキャリー』を使用しました。
昨年に買って、今回初使用でしたが、これが最高に使い勝手が良くて驚いた。
生地もしっかりとしているし、そのコンパクトさは他に類を見ない。
さすがアウトドアメーカーのつくった輪行袋だと感心します。
あと、今回はSPECIALIZED Roubaix SL3にマビックのキシリウムSLSを履いて来ました。
まだ買ったばかりのキシリウムSLSにキズを着けたくない、という理由で輪行袋を前輪だけ取り外す、『モンベル・コンパクト リンコウバッグ クイックキャリー』にした理由でもあります。
飯能からカントリーカフェ「ターニップ」のある名栗までは、市内を流れる名栗川(入間川)に沿って川上を目指し道は一本。約20kmほど。
走り出して10分ほどで、普段とはまるで違う場所を走っている事を実感。
空気が気持ちいい。緑がキレイだ。
河川敷を走るのとは一味もふた味も違う。
沿道には街道風情を感じさせる古民家もあって、ちょっと「旅」に出た気分。
自宅から1時間圏内で、なぜ今まで来なかったのだろうかと、食わず嫌いを悔いました。
そしてキシリウムSLSはというと...
まじで「楽しい〜!!」と「気持ちいい〜!!」ホイールです。
おそらく剛性が高いのでグイグイと進みます。
漕いでいて楽しさを感じます。
それでして、新型スポークでとても乗り味が良いです。
おかげで、あっという間に名栗村の中心部に到着。飯能駅を出て40分。
店の開店までまだ30分以上時間があったので、少し引き返して「有間ダム」へと行ってみる事に。
12度くらいの坂があるちょいヒルクライムです。
気温は20度くらいで、ちょっと肌寒いくらいでしたが、もう汗がぽたぽたと止まりません。
ほんの短い坂でしたが、日頃の運動不足を痛感。
インナーで登り、最後はダンシングしてしまいました。
しかし、ダンシングしてもまったくブレない剛性のキシリウムSLS。
それでいて、乗り味はマイルド。
おお、正直いってこいつはスゲ−ホイールです。
有間ダムは岩を積み重ねたロックフィルダム。ダム湖は「名栗湖」と呼ばれています。
日本最初のトンネル式洪水吐による自然越流式ダムだそうです。
名栗湖を一周しようと思いましたが、有間ダム左岸道路(市道)が崩落していて通行止めだったので、右岸道路を少し走ってみました。
おお、見事に崩落している。
さて、ここで引き返す事に。
ダムの麓には日帰り温泉施設の「さわらびの湯」があります。(入浴料800円)
ここは以前、車で来たことがあります。
再び名栗村の中心部にある「ターニップ」に到着。店主が出迎えてくれました。
天候が悪いせいかお客は私一人。
木製のバイクラックにRoubaix SL3を掛けて店内へ。
今日途中で見かけたサイクリストは2〜3人ほど。
普段の晴れたにはもう少し多いのだろう。それよりも時間が早かった?
初めは店内に案内されましたが、テラスの方が涼しくて空気もよくて開放的だったので、お店の方にお願いをしてテラスをセッティングしてもらいました。汗でぐしょぐしょのジャージに店内の冷房がちょっときつかったのもあります。
ランチメニューは800円から(サラダ・ドリンク付き)
もちろん、この店で一番人気の「焼きカレー」のセット。
しかしよくよく下の方を見ると、お得なボリュームセット1,500円があります。
当然こちらでしょう。今回は焼きカレーともう一品、鶏肉の香草焼きを頼んでみました。
すぐにサラダが出てきました。
細かく刻んだベーコンがトッピングされていて、へ〜こういうのもありだな?と。
野菜もしゃきしゃきしていて美味しかった。
まだ、雨霧というか朝靄の掛かった秩父山系の山々を見ながらの食事が最高です。
しばらくすると焼きカレーと鶏肉の香草焼きが同時に出てきました。
う〜、どっちから手を着けようか...まあカレーからでしょう。
”焼きカレー”まあ、カレーが掛かったドリアですね。
カレーは豚バラと玉ネギの入った普通のカレーです。辛さはまるでありません。
さらに、チーズの下には半熟卵が入っていますので、さらにマイルドです。
スパイシーなカレーをイメージしていると拍子抜けしますが、カレー風ドリアですので、楽しめましたし冷えた身体が温まります。
鶏肉の香草焼きは、表面がオーブンでカリカリになっていて、柔らかい肉との相性がとても良かったですね。
バルサミコソースが敷いてありますが、ちょっと味が薄いかな?
なので、いっしょに塩が出されたのですね。
お好みで塩を振ってくださいという事なのでしょう。
香草が1本上に乗っていましたが、それほど香草の香りや風味は感じませんでした。
そして、アイスコーヒー。
すっかり満腹です。
いや〜まだ昼前ですが、もう充実した午前でした。
来て良かった〜。本当に来て良かった。
名栗から飯能まではず〜と平坦な道1本でしたが、帰りはず〜っと緩やかな下り勾配でした。
食後の身体にはちょとやさしい走りとなって、それでして来るときよりも高い速度で気持ち良く走りました。
そして飯能駅から再び輪行で自宅へと戻ります。
名栗など奥武蔵周辺には奥多摩地域とを隔てる山々にいくつもの峠があります。山王峠や小沢峠(こさわとうげ)、名栗の北側には秩父へと至る山伏峠や正丸峠などで、今後をそれらを含めたコースメニューでこの界隈を走ってみようと思います。
カントリーカフェ ターニップ (turnip)(食べログ)
電話 042-979-1020
住所 埼玉県飯能市大字上名栗243-1
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜20:00
定休日 毎週水・木曜日
この記事はあなたのの役に立ちましたでしょうか?
よろしけれは、ポチッと応援をお願いします。
↓ ↓
【即納】モンベル コンパクトリンコウバッグクイックキャリー |