さて、夕方の17時に新潟駅に到着。
夕方とはいっても、この時期なのであたりはもう真っ暗です。
ここからどうしようか?
新幹線で一気に東京へ帰ろうか...今からだと20時過ぎには我が家に辿り着いている。
しかし今回、「雪国」を満喫しようとしたテーマからすると、半分以上消化不良気味...。
でもまあ、本と資料は読み終えたし...明日は週明けからの仕事に備えて準備もしたいし...。
だけども『週末パス』はまだ1日分残っている。
元は取ったけど、なんかもったいない...。
やはり、もう少し北を目指して、もう一泊して帰るか...?
悩んだ末に、出発しようとしていた村上行き(939M)に飛び乗ってしまった...orz
しかし、村上ならまだ引き返せる余地が残っている。
もしこの先、素晴らしい「雪国」を満喫したとして...明後日の週明けから一発目の仕事に臨めるか!?
切り替えができるか?
それがちょっと不安でしたが...
しかし結局、村上から先も酒田までの接続、18:32発(835D)に乗ってしまった。
羽越線は電化されていますが、普通列車は気動車。今日初めての気動車でした。
終点酒田で1泊するとして、しかし酒田には過去にも泊まった事がありましたが、ビジネスホテルしかありません。まあ、相場は1泊6,300円くらい。
なんかもったいない気がしてきたので、途中のあつみ温泉付近で温泉宿を探してみる事に。
しかし、ほとんどの宿が廃業していて、すでに予算オーバーの大きな旅館しかなく、しかも当日予約のこの時間帯だと良くて素泊まり(もしくは朝食は可能かも知れないが、翌日の行程を考えると早朝出発な為不可)で、そこそこの金額を払うとなると...。
本命の旅館が旅館経営を止めて、日帰り入浴だけという事で、温泉街は無し。
さらに調べてみると、駅から徒歩3分のビジネス旅館「三国屋旅館」を発見しました。
1泊3,150円。安い。工事関係者歓迎。「車中泊にはない安らぎを」をうたっています。
場所は、あつみ温泉とは逆の方向の海沿いにあります。
宿が経営している割烹寿司店も併設していて。
「地元でとれた新鮮な魚を調理。日本海の味覚を楽しむならここ」との事。
よ〜し。夜はここで奮発してみるかな?
電話してみると、快く宿泊を快諾していただきました。
あつみ駅に降りて、高台にある駅から坂を下り、真っ暗な商店街を歩いて割烹寿司店「雅」を目指します。
コンビニも無く、途中居酒屋が1軒だけ開いているのをチェック。
宿に到着。真っ暗ですが目の前に日本海が広がっているのは、波の音でわかります。
そして今日の宿泊者はわたくし一人だけ。
お風呂はこれから準備されるとの事で、その前に夕食を。
なんか逆に申し訳ないようで、本当に感謝、感謝でした。
案内されたのは4階の部屋。
1〜2人用。十分ではないですか!!
さて、チェックインしたので夕食です。今日は地元の海の幸を堪能するぞ!!
しか〜し!!な、なんと併設の割烹寿司店は本日貸切との事。
では地元のオススメ居酒屋か夕食を調達できる店を女将さんに尋ねると、なんと近くにセブンイレブンがあるとの事。でもコンビニ飯は安く済むけど最後の手段に。
続いてオススメの居酒屋があるとの事。徒歩5分ほどの場所。いいではないですか。
セブンイレブンを予備候補に、その居酒屋「なみへい」を目指しました。
地方の小さな居酒屋は入るのに勇気が入りますが、最近は冒険も旅の内という風に考えるようにしています。
店に入ると、大柄な女将さんが一人で切り盛りしているお店で、お客は地元の常連が3人。
今日はお孫さんが手伝っており、女将さんとお孫さんの掛け合いがコントのようで愉快でした。
とりあえず生ビールを注文。
驚くのが「お通し」です。最初に中華風春雨サラダが出てきましたが、その後に米沢牛(?)のすき焼き(らしきもの)が...。
ちなみにこれもお通しだとか。2つ合わせて500円なので安心して...とか。
え?
お通しのボリュームもさる事ながら、これ霜降り肉じゃん。もしかして米沢牛?
メニューを見ていると、魚介類が無い。
本日のオススメに「鶏の唐揚げ」と「馬刺し」がある...。う〜ん。
聞けば温海町は漁師町なので、地元の人はわざわざ居酒屋で魚は食べたがらないとの事。
外食するなら魚ではなくて肉。
そしてこのお店は元は肉屋という事で肉料理中心。
なので、本日のオススメとある「鶏の唐揚げ」と「馬刺し」を注文。
ビールの後は、日本酒を熱燗で。
口の中でとろけて消えていく、すき焼きの霜降り肉は最高でした。感動でした。
それを言うと、ポンっと鍋にもう一切れ入れてくれました。肉を。まじっすか?驚き!!
そして次に出てきた馬刺し。
色もキレイな桜色。
半分凍っていますが、口に含むと舌の熱でとろけて甘みが口に広がります。
うま〜!!
いや〜良い肉ですよ。これ!!
値段は600円くらい。安す!!
食品衛生上、安全の為に周囲を切り落とした馬刺しの切れ端をバター炒めたおつまみを作ってくれました。
これがまた酒が進みます。
値段は不明...サービスかな?
もうこれは日本酒ではなくてビールですな。
もう満腹です〜。
でもまだ「鶏の唐揚げ」が残っている。
女将さんが造って、孫の女の子が味見。
「ちょっと味が辛いかも」
とのやりとりが耳に聞こえてきます。
でも、その味着けを間違ったという鶏の唐揚げもわたしには丁度良い感じで問題なし。
さて、お会計ですが、まあ4,500円くらいかな?と思ったら、何と2,000円で良いよとの事!!
ええ?
ありえな〜い!!もう原価でしょう。それ。
いや原価割れしているんちゃう?どう計算しても.......
もうちょっどころでない感動。
いっしょにいたお客さんも良かった。
最後に女将さんと店の外で握手をしてお別れ。
いや〜予想外にすばらしい旅の1日。
新潟で帰らなくて本当によかった。でした。
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