2010年05月02日

ぶらり、京都へ行こう。の前にGW・frettaで琵琶湖一周2日目

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自転車のセッティングがいけなかったのか、事前のトレーニングを行っていなかった為が、初日に両足のアキレス腱を痛めて、辛く苦しい2日目の出発となりました。

理論上は残り130km余り。湖西地域はJR湖西線がほぼ併走しているので、リタイアしたければいつでも出来るのですが、そもそも、それ以前に奥琵琶湖の勾配の険しいエリアをクリアしなければいけません。

とにかく自己との戦い。朝の6:00に彦根を出発したので、足の痛みさえなければ、時間的には余裕十分なのですが、とにかく半端な痛みではありませんでした。

が、なんとか琵琶湖無事1周を完走しました。小径車のFrettaでかつ、15kg近い荷物を積載してよく走ったと思います。

もうフラフラなので、今日もこれまで。

本日の走行距離およそ150km、途中古い町並みをいくつか寄った為に、およそ12時間。消費カロリーは約5,400kcal本当かいな。
数値はATLAS ASG-CM11です。

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2010年05月01日

ぶらり、京都へ行こう。の前にGW・frettaで琵琶湖一周1日目

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GWの渋滞に揉まれながら、予定通り・・・予定よりも遥かに遅く大津に到着。時刻は16:00をまわっていました。そこから宿のある彦根まで実に約70km。もう日没まで後わずか。とりあえず琵琶湖一周の起点である瀬田の唐橋に辿り着いたのは16:30。

天気には恵まれていたので、日照時間は19:00くらいまであるだろう。幸い風も少ない。

昨年訪れた守山市の「佐川美術館」を通り過ぎ、とりあえずの通過基準点である「琵琶湖大橋」を日没前に通過。夕暮れの湖面の美しさに旅の始まりを実感。日はもう終わりなのだが。

城下町、近江八幡に到着する前に日没となる。気温はまだ暖かい。しかし街路灯が無い街道を走るのは大変でとても心細い。

交通量の多さは、サイクリストにとっては憂慮するものだが、今この刻にかぎって言えば、車のライトがかろうじて行き先を照らしてくれていたし、孤独感も紛らわせてくれていた。

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水分と栄養補給を欠かさず、ひたすらペダルを漕ぐ。ナビゲーションのATLAS ASG-CM11は想像以上に心の支えになってくれると供に、必要最大限の情報を提供し続けてくれました。

残り30kmほどの地点から両足のアキレス腱あたりに違和感を感じ始め、やがてそれは傷みへと変わっていきます。小休憩の数を増やし、前身のストレッチを繰り返しながら、夜の湖畔を北上。泣く泣く、本当に泣きたくなりながらも、暗闇の中、なんとか彦根の宿に辿り着いたのは夜の20:30を過ぎ。

琵琶湖一周の残りはおよそ130km。はたして明日一日で完走はできるのでしょうか?

2010年04月29日

GWはFrettaで琵琶湖一周(計画)

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直前までGWの休みの予定がハッキリしなかったので、まるで宿も移動手段も確保していません。しかし、ここにきて5連休は確実にいただけそうなので、さてさてどうするか。

ひさびさに古い町並み巡りの旅に出ようかとも思いましたが、そろそろ強行軍の旅も減らしていこうと考え、次に頭に浮かんだのが、私の好きな琵琶湖の北端、奥琵琶湖と呼ばれるあたりの、菅浦と呼ばれる集落あたりでのんびりと過ごそうか。

そこで、思い出しました。かつて立ち消えした、自転車で琵琶湖一周計画が。今年の夏には「しまなみ海道」走破とできれば、淡路島1周走破も計画しています。

4日間の滞在(予定)の中で、2日間自転車で琵琶湖を廻る。これしかない。

さて、では何で廻るか。やはりロードと言いたいところですが、運搬手段が厳しそうなのと、途中リタイアした場合の輪行も考えてFrettaに決定。でもこれで1日で廻るのはちょっと難しくなりました。BD-1で完走した猛者も結構いるようですが・・・。まあ、今回はマイペースで行きます。

事前準備はまるで出来ておらず、体力は大丈夫か。装備はどうしよ〜。
とりあえず「ヴァーム」は忘れずに持っていこう。

宿にネット環境が無ければ、結果はGW明けになります。さて、どなるかな。

2010年01月04日

ぶらり、冬の京都へ行こう・5日目最後の日

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いよいよ冬の京都も最終日となりました。町家に滞在し、町家を写して回る日々も終わりです。なんだかんだで150kmほど走りました。ようやく東西南北を走る通り、その周辺地域の位置関係が把握でき始めました。それにより京都の町が意外にも小さい事を知りました。

見納めに初めて京都タワーにも昇りました。今回5日間、秋を含めると10日間走り回った京都の町を一望し、思いふけってしまいました。
それから京都は銭湯文化の町ですが、京都の中心、京都駅前に建つ京都タワーの地下にも銭湯がある事を知ったのです。
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2010年01月03日

ぶらり、冬の京都へ行こう・4日目

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機能はなぜかとても気持ちよく、ぐっすりと眠れた。気温も少し温かくなってきたようだ。(でもかなり低いけど)室内で息が白くなるような寒さでは無い。(機密性の低い町家だから)

この数日間で、新年を迎えるにあたっていろいろと積み上がっていた杞憂が少しづつその糸口が見えてきたようだ。あとは、そこそこ疲れがたまってきたのか。昨日もなんだかんだで50kmほど走っていた。


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2010年01月02日

ぶらり、冬の京都へ行こう・3日目

3日目の朝は昨日ほど寒くは無かった。が昨晩はなかなか眠れず、朝方まで画像やWEBサイトの整理を行っていた為、8時を回ってからボーっと目を覚ました。

秋の滞在から数えて延べ8日目にして、強行軍の街並み巡りや京都の通り攻めを行う必要もなく、朝になってコーヒーでも飲みながら今日の予定を考えようかというような、かつてないのんびりとした旅を楽しみ始めたと同時に、仕事始めが憂鬱であった。昨晩寝付きが悪かったのもその為である。年を越してすでにカウントダウンが始まっている。

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ここで今回お世話になる宿を紹介します。

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2010年01月01日

ぶらり、冬の京都へ行こう。新年あけましておめでとうございます2010

新年明けましておめでとうございます。

いよいよ2010年のスタートです。このブログは昨年の9月にスタートし、自転車中心のブログとなっていますが、まだ3ヶ月。これからいろいろ多方面に展開していきます。(たぶん・・・)
本体のサイト「一路一会」を上回るアクセス数を見るに、日頃のご愛顧を感謝すると共にこれからもより一層いろいろな情報を発信していこうと思います。(あくまで日記の範疇で)

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さて、今年の年末年始は再び京都滞在となりました。
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2009年11月10日

ぶらり、秋の京都へ行こう・6日目&最終日

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5日目は、午後2時には予定していた行程を終え、まだまだ時間はあるものの、朝の7時から走り詰めで、かつ5日目にして総走行距離は約250km近くに達し、体力的にも気力的にも限界に来始めていました。(いったい何をしに来たのやら)
気が付くと、二条城に居たので(今日3回目)二条通旧道を走ってJR円町駅まで目指し、いよいよ京都市内の散策は終了として、帰路に着く事にします。

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今回の出発地であった円町駅でFrettaをたたみ、改札を潜る。東日本のスイカ(私のは携帯電話のモバイルスイカですが)で西日本の改札を通れるのはあらためて感激ものです。できれば市内のバスや私鉄各線も乗れるとなおGOODだったのですが・・・。
JR西日本ではまだ携帯電話の「モバイル」イコカが無いのか、改札で携帯電話をタッチしているのは私だけのようでした。

山陰本線の快速で京都市内を離れ、嵯峨嵐山を過ぎると、秘境の山中へ。大都市を離れてそれまでの気分をリセットしてくれる丁度良い演出です。そして車窓は田園風景へ。
亀岡駅を降りてFrettaを展開し、5日ぶりの道の駅「ガレリア亀岡」の我が愛車の元へと向かいます。

ここだけの話、5日間も道の駅に放置して、その状況が心配でしたが愛車は無事に何事もなく、出発日と同じ状態で私を待っていました。

道の駅「ガレリア亀岡」は入浴施設もあり、大規模なコミュニティー施設である建物内ではテーブル席などが充実していて、京都近郊訪問時にはいつも拠点にしている場所です。
入浴を済ませ、空調の効いた館内で写真の整理を行い、これで公共無線LANが飛んでいればブログやHPの更新もできるのですが、さすがにそれはなく、疲れも溜まっていたので、早めに床に就くことにしました。(車中泊です)
ちなみに、近くにあるマクドナルドには無線LANがありますが、「YAHOO無線LANスポット」に入っていなかったので、使えません。これを機に同サービスへ入る事にしました。

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翌日は朝5時に起床し、荷物を整理してから亀岡を出発。朝の国道9号線は霧に包まれ、最終日にして幻想的な始まりでした。
まだ眠る京都市内を抜け、大原を目指します。

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大原の寺院が開くのは8:30からで、まだまだ時間がある上に、日も昇っていないので、一乗寺のマクドナルドで朝食とコーヒーでを摂りながら画像整理とブログの文章執筆。7:00になったので店を出て大原へ。稟とした早朝の大原には、やはり数人の人影はあったものの、物静かで神々しい朝日と共に気持ちの良い、かつ秋の京都最終日を飾るにふさわしい、見事な紅葉がそこにありました。

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三千院の拝観時間は8:30に開院。このころには結構な人だかりが出来ていましたが、昼間のラッシュほどではありません。開院と共に寺院へと入り、まだ数人しかいない早朝の庭園を眺めました。朝日の光線が神秘的に庭園に差し込み、神々しさを演出。徐々に観光客が増えて来たので先へ進みます。本殿の先には見事な紅葉の庭園。

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一通り境内を廻り、急いで三千院を後にします。次は、斜向かいにある小さな寺院「実光院」です。拝観時間は9時からでしたが、一人門前に立つ私を時間前に入れて下さいました。
大原の山々を借景にした庭園「旧理覚院庭園」には秋から開花する不思議な桜「不断桜」が枝花を広げています。

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庭園を手入れする寺院の方々以外、私の他に誰もいない畳の上で、抹茶をいただきながら大原の風景を背にした庭園を眺めて時が経つのを忘れていました。これにて秋の京都での悲願(その一部)を達成して終わります。

2009年11月09日

ぶらり、秋の京都へ行こう・5日目

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昨日はネット環境が無かったので、1日遅れです。いよいよラスト2日です。2日分まとめて書いてもよかったのですが、今日の分の画像等が未整理ですので、まあ明日のネタにと。

朝一で「松原通」を横断して清水坂、つまりは有名な清水寺門前と産寧坂、二年坂を散策。早朝ねらいで店は開いていませんでしたが、人が少なく、かつ早朝の散策は気持ちよいですね。

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この時間を狙ってやってくる観光客も少なくはありませんでした。みな考える事は同じですね。逆に観光店舗が閉まっているので、「俗化」が薄まり良い雰囲気です。

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今日は「横」のラインを順番に走って来ました。三条通は西洋建築が多く集まっています。今の今まで知りませんでした。古い町家だけでは無いのです。最近は東西の都で、明治・大正期の洋風建築の復古・保存再生がブームになっています。

車で廻ると京都の町は結構広く感じますが、中心部に宿を拠点に持って自転車で走ると、結構小さなものでした。いろいろな名所・旧跡がミニマムに集まっているのです。慢性渋滞、人混みに道を阻まれ、駐車場を探す苦労・時間も気にしなくて良いのは本当に楽なものです。でも「お股」は負傷中ですが。

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一応、伝統的な古民家・町家がメインですので、ちゃんと押さえています。5日目にして足にも疲労が出てきました。走行距離は200kmを越えています。
Frettaのチェーンもオイル切れの様子で、音が大きくなってきました。

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最近、アロマ系の「香」にも興味があって、以前に雑誌で紹介されていた京都の老舗香専門店へ行ってきました。

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今日も町中でラーメン店を見つけてしまったので、京都に来て毎日ラーメン食べています。
「高倉通」と「二条通」の交差点にあるので、その名も「高倉二条」。とんこつ魚介系で、こだわりのお店みたいです。なにより看板が小さいのが自信の表れか。

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「高倉二条」
 京都府京都市中京区高倉二条東南下ル
 075-255-9575
 11:00〜15:00/18:30〜22:00 土日〜21:00 (スープなくなり次第)不定休

 ラーメン(大盛) 780円

医食同源をテーマがコンセプトのラーメンのようです。スープは濃厚なとんこつベースに魚介系ですが、特筆は全麦粉使用で、蕎麦のような歯触りの麺。蕎麦粉を使用したラーメンでは東京吉祥寺の「一二三」が有名ですが、あれは完全にラーメンの域を出た”蕎麦”そのもの。スープも鰹醤油だし、チャーシューが入っていなければ蕎麦ですよ。でもこちらはしっかりと”個性的”なラーメンです。

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一応、二条城など史跡も。よこの条を移動していると、この二条城の他、京都御所や本願寺などに何度もぶつかります。

つづく。

2009年11月06日

ぶらり、秋の京都へ行こう・4日目

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朝8:00に北白川の宿を出発。今出川通りを京都御所先まで進み、そこから「室町通」を南下します。五条通(国道一号線)まで辿り着いたら、20kg近い荷物のバックパックを本日とまる宿に預けるために、松原通を西へ移動。宿に荷物を預け終えたら、本日の散策テーマ、碁盤の目の縦の通りを行ったり来たりします。

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再度「室町通」を北上。「新町通」「西洞院通」を五条通から今出川通りまで往復。再び小川通で下って丁度お昼。お腹もかなり空いてきたので、錦市場を散策した後、結局ここでもラーメン。

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いくつかチェーン店も含めてラーメン店があった中で「北白川発祥」という看板につられて「魁力屋」へ。チャーハンセット880円。ラーメン激戦区の一乗寺、そう言えば白川通にあったような。

麺は細麺、鶏ガラベースのあっさりした醤油スープに豚の背脂を加えてコクがあり、オーソドックスながらもお気に入りの味でした。
麺の堅さ、脂の量、ネギの量をリクエストできます。脂は普通で、ネギ多め。詳しくはここへ。

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満腹になったところで、再び縦の筋、五条通から京都御所区間を行ったり来たり。
「御幸町通」「麹屋町通」「富小路通」「柳馬場通」「堺町通」
御池通から御所までの間の「高倉通」「間之町通」「東洞院通」「車屋町通」。

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途中、「キンシ正宗」資料館で地ビールを舌鼓。かなりだるさが出ると思いましたが、結構影響がでず、その後の散策も普通に行えました。

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最後に「油小路通」を北は楽美術館まで行って、下は五条通まで走破して本日は終了。宿へと戻りました。本日の走行距離はなんだかんだで50km弱。

2009年11月05日

ぶらり、秋の京都へ行こう・3日目

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昨日は、帰りにドラッグストアで外用薬を購入。宿で臀部の患部に軟膏を塗り込んで養生した。今朝も患部に軟膏を塗り込み、トランクスから、偶然持ってきていたブリーフに履き替えた。今日は西陣を中心にそれほど走り込む予定はないと思う。輪行も無く、雨の心配も無いためフリーパックメタ2を持って行くが悩んだが、やはり何かあるかも知れない。途中で運命的な何か「買い物」をしてしまうかも知れないと考え、一応持って行くことにした。フロントバッグと共に、必要最低限の荷物に留め少しでも軽量化を図った。

朝7:00過ぎに宿を出発。今日は昨日と違って暖かい。といっても秋の朝なのでそこそこ冷えはあるものの、走り出せばすぐに暖かくなる気温だ。

今出川通を西へ、出町柳駅を通り過ぎて加茂大橋を渡り、右手に同志社大、左手に京都御所の間を抜けていく。上京区役所の先で「西陣の織町」として知られる元誓願時通から今日の行程が始まります。この通りは織物工場と言うよりは、織物商社の通りのようです。伝統的な町家はポツポツ。再び今出川通に出ると、道を横断して「上七軒通」へと。北野天満宮までわずか数百メートルの通りですが、旧花街・茶屋街として景観整備が進んでいて、連続した良い町並みが続きます。

さあ、この後はどうしようか。今日は特にこれといった予定は立てていませんでした。西陣エリアの散策を含めても10時までには終えてしまいそうです。時刻はまだ8時前。そうだ、龍安寺の石庭を見に行こう。早朝で観光客も少ない時間帯で、ただ、ただ座り込んで庭を眺めよう。稟とした空気の中で・・・。

庭園の開園時間は8:30。立命館大を目指し、「きぬかけの路」に出る。龍安寺までは小山をひと越えしなくてはならない。今日一番の急勾配である。
予定よりも15分ほど早く着いてしまった。開園までの時間を周辺をぶらついて過ごす。さあ、時間だ。と、そこへ思わぬ光景が。なんと、この早朝に修学旅行の学生が大挙して押し寄せてきたのだ。なんと、もろくも朝の一時の目論みが崩れ去った。しかし、学生がそこら辺で写真を撮っている間に一足先に石庭へ急ごうと先を進むと、なんと本殿が改修工事中だった。足場と防音シートに覆われ、仮設の踊り場が石庭にはみ出している。静寂とは裏腹に、学生達の声と工事の騒音。ああ、無情である。

さっさと寺を後にして、「鷹峰」をめざす。陶芸家というより総合芸術家であろうか本阿弥光悦の一大アトリエ集落として発展した鷹峰。今回は正規のルートでは無く、金閣寺の脇から紙屋川対岸を抜けてアプローチする。それは少しでも交通量の多い道を避ける意味合いもあった。

途中道に迷いながらも、鷹峰に到着。ここへは何度か訪れており、今回は再撮が目的だったので、ポイントは把握しており、それに加えて自転車によるきめ細かい撮影を終えて鷹峰を後にしました。

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今朝から何も食べておらず、そろそろ体が糖分などを欲してきたので、今宮神社門前にある”あぶり餅”の「一文字屋和助」へ。朝の一時に温かいお茶と京菓子でホットするひととき。この後、「今宮通」「大徳寺通」を散策して、大宮通りで西陣まで南下しました。

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今出川通の東側エリア。「五辻通」「上立売通」「寺之内通」などはまさに「織物の町」。丹後半島付け根の”ちりめんの町”と同じような機織りの音が道に響いていました。昨日一度下見をしているので、スムーズに流し、昼前の終了。

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お昼をどうするか考えた末、洛北に位置しているので、再びラーメン激戦区の一乗寺へと足をのばして、場合によってはラーメン店をはしごする覚悟。
花街の趣や表千家・裏千家の家元邸が並ぶ「小川通」を経由して一乗寺を目指しました。
数軒ハシゴする覚悟だったものの、木曜定休の店が続出。結局一軒だけとしました。

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「ラーメン軍団」
京都市左京区高野泉町6-74
075-712-3134
11:30-13:30/18:00-23:00  不定休

ぶたそば 600円(ライス付き)

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ラーメン店巡りのブログ主が脱サラして実際に自分で店を開いてしまった、という店。ラーメン激戦区の一乗寺地区にあり、昨日の「夢を語れ」の並びにあります。
しかも隣りも味噌ラーメン専門店。で、この店は正面には看板がなく、綺麗な店構えから、美容室かと思ってしまいました。店を切り盛りするのは店主一人。

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チャーシューは暑く大きいのが2枚、麺が隠れるように載せられています。白髪ネギに赤唐辛子粉で、ちょっとフレンチっぽい演出。見た目の印象とは違い、スープは天下一品系のポタージュのような濃厚な動物系。でもクセはありません。

まだ時刻は正午。ただ、この2日間の疲れが溜まっていたのか、体が重く、すぐにでも宿に戻って横になりたい気分。しかし、稀少な連休を使って京都に来たのに、そんな無駄はもったいない。かと言って遠くまで足を運ぶ気力も無いので、とりあえず北白川周辺を彷徨うことに。市内で唯一2軒の酒蔵、佐々木酒造ともう一つの松井酒造がちょうど近くにあるので、そこを目指します。おどろきました。酒蔵はマンションになり、その地下に醸造場があるのです。(現在は伏見で醸造。年内にマンション地下醸造場へ移転)直売店で試飲もさせてもらい、1本購入。リクセンカウルのバックパックを持ってきていて正解でした。

さあ、この後どうするか。もう「町並みエクスプローラー」をする気力は無いので宿にもどるか。でもまだ早すぎる。とりあえず寺巡りでもするかと、わざわざ狭い裏道を使って南禅寺をめざす。人が多い。一通り廻ってまだ時間がある。さらに南下して知念院、円山公園を経て、高台寺まで来てしまいました。

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ここまで来たら、自転車を留めて、二年坂・産寧坂、清水寺門前を散策。相変わらず人で溢れていました。撮影や観光はせず、まず目的の竹細工店で箸を購入、そして金網専門店の「金網つじ」で調理器具を数点購入。これは郵送にして、出来るだけ人通りの少ない道を選びながら宿へと戻りました。なんだかんだで本日の走行距離は約45km。
まだ日没前でしたが、写真データーの整理を行い、少し横になってから夕食の店へ。

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「中華そば 東龍」
京都市左京区北白川上別当町1-6 第2青山荘1F
075-703-0900
11:30〜14:00/17:00〜翌1:30 水休

東龍そば(大盛)680円

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白川通り沿いにある、実は宿から一番近いラーメン店。最終日に取っておきました。というか昨日はお休みでした。結構支店を出しているお店のようです。
最初に麺を「細麺」と「ちじれ麺」から選べます。私は「細麺」を選びました。堅さとかは聞かれませんでした。
鶏ガラととんこつ、そしてなにより野菜をトロトロに煮込んだ濃厚なスープを塩で味付け。一見、天下一品系のコッテリしたスープかとおもいきや、さっぱりとして白湯のような印象。パンチが欲しければ、ニラ麻油を加えると、ピリ辛とコクがでます。これは自宅でも作ってみたい。細く、歯ごたえのあるメンマ。チャーシューはかなり薄くスライスしたものが数枚入っていて、麺に絡めて食べるスタイルのようです。後味はあっさりしていますが、満足感の高いラーメンでした。

2009年11月04日

ぶらり、秋の京都へ行こう・2日目

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「お尻が痛い・・・、正確には股が痛い。」
Frettaで京都散策の初日に50kmも走ったおかげで、すっかり?股ずれになってしまった。「旅はまたずれ」とは誰かが言ったものだが(?)・・・。
これほどまでに実用性でサドルの交換を意識したことは無かったかも知れない。ようするに今まで結構ビジュアル重視で交換してきたという事が露見してしまった。

サドルだけの問題でも無い点もある。走行性を重視してサドルを高くしている。といっても「ベストポジション」で「ふつう」の高さなのだが、ツーリングならまだいい。交通量の多い街中で、かつ写真を撮りながら廻っているわけだから、思いっきりシティーライドであり、やはり足つきも視野に入れなければならなかった。その影響は股だけでなく。アキレス腱にもきている。

とりあえず、そういった傷みを堪えながら、朝の7:00に出町柳駅を目指す。今日はかなり冷え込む。ウィンドブレーカーの1枚でも持ってきておくべきだった。今日の駅は京阪電鉄ではなく、叡山電鉄の方である。第一目的地は鞍馬&貴船です。420円。

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叡電は1両ないし2両編成の軌道(路面電車)と鉄道の中間の様な印象をうける路線ですが、線路は標準軌。ひ、広い。さすがは西日本の私鉄です。

車両基地の修学院、叡山本線と鞍馬線の分岐駅 宝ヶ池。大学といっしょに造られた近代的な(無人駅)京都精華大駅を過ぎると、アップダウンが激しくなり、一気に山里へ。出発して30分ほどで鞍馬に到着。車で何度か来てはいますが、結構近いのね。

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稟と冷えた早朝の鞍馬の町並みを再撮して、今度は貴船へ。約2kmの山道の上り坂が堪えました。漕げども漕げども辿り着かない。シッティングでローギアでクルクル登り、汗だくに。貴船神社の紅葉も今ひとつ。帰りはひたすら下り坂で快走(というよりも寒すぎる、気を抜くと風邪をひきかねない)。
山里を駆け下り、岩倉で実相院に寄り道。今度は南西に向けて進路を取り、上賀茂神社門前の社家町へ。ここでも再撮を終えて、時刻は9:30。今度はひたすら加茂川に沿って南下します。

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昨日、宿でデジカメのバッテリーを充電しようとしたら、何と!チャージャーを家に置いてきてしまった。6日間の日程の2日目にして、かつ初日のSDカードに続いてこの不覚、出費。京都市内の家電量販店を調べると、京都駅前にビックカメラがあるではないか。ちなみにヨドバシカメラも建設中。そのビックカメラを目指しているのである。

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市内大縦断に怯み、一時はバスか電車の利用も考えたものの、信号も車も無い加茂川沿いを走る事は考えてもいませんでしたが、偶然入口を見つけて、なるほど、ああ、これは快適です。気分転換にも最適。健康にも精神衛生上もこの上ないルートで、あっという間に四条まで。そこから今度は交通量の少なく、道も良い寺町通で京都駅を目指しました。

ビックカメラで無事チャージャーを購入。在庫が無かったら最悪でした。そこから「花屋町通」を散策。と、いきなり最後のバッテリーアウト!ああ、どうしようか。このまま再び市内を縦断して宿にもどるか。コンセントのありそうなファーストフード系を探すか・・・。最悪ビルメンテナンス用コンセント・・・・と挙動不審に物色しながら流していると、イートインコーナーのあるローソンを発見。へ〜こんな店舗もあるのだ、と関心していると発見。(生)コンセント。(カバー無しむき出しの意味)

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軽く軽食を買って、何気なくコンセント前の席を陣取り、バッテリーを充電。とりあえず30分ほど充電すれば今日一日は保つか。と休憩タイム。今までの時間に追われて強行軍で町並みを巡っていたことに比べ、今回はかなりゆとりのある旅で、町並みを歩きながら、ちょっとお茶をする時間も十二分にある。コースも決まっているので、特に何をするわけでも無く、ただ店のガラス越しに西本願寺を眺める・・・ああ贅沢だ。朝が早く、冷気に体力を奪われた為か、ウトウトと居眠りをしてしまった。

鋭気とバッテリーを充電し終わり、早速行動開始。「綾小路通」を完走し、お昼を丸太町近くの「河新麺房」で昼食。ここで何とSDカードが終了。で、なんと予備のSDカードを宿に置いてきてしまった。2日連続何をやっているのか。

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 玉子丼(小)350円と鴨なんばん600円  

雑誌やムックで良く取り上げられる老舗なので興味があった。玉子丼は絶品。ミニでなく普通の丼でよかった。鴨なんばんは、京都らしく山椒が利いている。ただ蕎麦が・・・。ソフトすぎるし少ない。トータルで見ると特に印象は薄かった。まあ、こんなものか。

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まだ時刻は午後2時をまわったばかり。また宿に戻って出直す気力も無いので、予定を変更して楽焼の「楽美術館」を訪ねる事にした。今年の春に滋賀県にある佐川美術館の楽吉左衛門館を訪れてから、必ずここを訪ねたいと思っていた。かつては楽家の町家の一部を使って展示していたようですが、今は隣接して立派なコンクリートの美術館が建っていました。ちょっと残念。しかも、現・楽吉左衛門氏の作品が無く、ダブルで拍子抜け。

その後は、明日に備えて西陣エリアの下見を行い、早めに宿にもどりました。股も限界に近かったので。本日の走行距離は約60km。結構走れてしまうFretta(及び新・BD-1)に改めて感心。

夜は一乗寺・修学院学区まで出向いて、目を付けていたラーメン店に。開店15分前というのに早速列が出来ていました。このあたりはラーメン激戦区で知られています。肩を並べるようにひしめく姿に驚かされます。

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「ラーメン荘・夢を語れ」
 京都市左京区一乗寺西杉ノ宮48-1
 075-724-5995
 11:00-15:00/18:00-24:00(日・11:00-17:00)月休

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ずいぶん変わった屋号です。姉妹店に「地球規模で考えろ」という店もあります。これでもか、という分厚いチャーシューが売り。
メニューは「ラーメン」と「豚ラーメン」の2種類のみ。そして全てがセルフです。入口で食券を購入すると、側にある冷水器でグラスに水をついで、(ここまでは普通)同じ場所にレンゲとハシ(割り箸でない)手絞りがあり、それを一式とって席へ。
そして何と、麺が200g、300g、400gと値段据え置きで選べます。全てが豪快です。ちなみに普通のラーメン店は130gとか。

この店の(並)は300gということで、ここですでに大盛りクラス。とりあえず無難に300gということで。(減らす事もできます)たっぷり、もやしの山に厚切りチャーシュー。これはどこかで見たことがあるぞ。そう東京の(二郎系)だ。と思ったら、店主は二郎系の出身でした。チャーシューはとろけるバラ系とステーキのような歯ごたえの繊維の太い肩系肉。共にスープがしみこんで旨い。麺は平打ち太麺。むしゃむしゃと”租借”しながら食べ進みます。まさに体育系・男のラーメンでした。

2009年11月03日

ぶらり、秋の京都へ行こう・1日目

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不況のせいもあってか、会社から突然連休をもらい、いろいろと悩んだあげく、秋の京都にする事にした。
京都は大人になってから2回訪れています。その経験から市内の移動は自転車に限るという事で、前回もBD-1でライド&パーク&電車輪行でした。それでもかなりの強行軍。記憶も浅く、よって今回のテーマは京都の「町家or古民家」に泊まって自転車で思う存分市内の町並みと寺社、紅葉を満喫するという「贅沢」なもの。しかし「予算」は無いので節約、節約・・・。

ライド&パークの出発は京都市近郊で唯一「道の駅」がある亀山から。昨夜から雨が降りしきり、このままでは旅程の変更を考えなくてはいけない状況で、とにかく朝までに晴れる事を祈る。
で、祈りが叶ったのか、かろうじて7時には雨があがってくれました。しかし道は濡れています。フェンダーがまだ未装着だったので結構車体が汚れました。

亀山駅でFrettaを折りたたんで、山陰本線で市内を目指します。関西のイコカとようやく相互対応したJR東日本のスイカ。便利な世の中になりました。感動です。

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円町駅で下車。駅前でFrettaを組み立てて、いざ出発。市内滞在用の荷物とPCを詰め込んだ70Lのバッグにリクセンカウルのフリーパック・メタ2を装着したものを背負っています。登山用のバックパックの為に体にフィットして重量分散。フリーパックをリア・アタッチメントに装着するよりも楽かも・・・。

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とりあえず荷物を宿に預ける為に、とにかく洛中を横断して宿をめざします。荷物の預かりは10時からとの事なので、「哲学の道」まで出て、法然寺と銀閣寺を巡ることに。

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途中、交通量が多く、かつ、つまらない大通りを避け、椹木町通を走りました。写真は洛中で唯一の酒蔵「佐々木酒造」です。

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昨日の雨のせいか、それとも温暖化の影響か、紅葉の度合いは低い。銀閣寺は改修中であったのは残念。


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宿に荷物を預けると、今度は京阪電鉄の終点・三条駅から延伸した「京阪鴨東線」出町柳駅から伏見の中書島駅まで輪行。

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伏見の酒蔵と町並みを巡って、あとは北上。深草、伏見稲荷、洛中を通って夕方に宿に到着。
今回は一眼レフを置いて、コンデジのみで臨みました。そしてコンデジを甘く見ていました。予備のSDカードを持たず、RAWでバシバシ撮っていたら半日で満杯。焦りました。慌てて地図で家電量販店を探すも見あたらず、なら次ぎは総合スーパーをと、ダイエーを見つけて家電売り場に駆け込みました。なんとかSDカードを入手して事なきを得ましたが。今回はいろいろとミスが多いです。
(最近、デジカメメディアはコンビニでも売っています。高そうですが)

本日、Fretta初の輪行&ポタの走行距離は約50kmでした。


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伏見をぶらついていたら「酒粕ラーメンなるものを発見」

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「玄屋」
 京都市伏見区東組町698 パークテラス桃山1F
075-602-1492 11:30-19:30(売り切れ次第)木曜定休

酒粕ラーメン680円
鶏ガラとトンコツベースに酒粕を溶いたスープ。チャーシューもやしとメンマかと思ったら油揚げの細切り。そして大根のツマが白髪ネギのようにトッピング。う〜ん、これまた粕汁のラーメン版といった感じか、結構マッチしますな。うまいです。

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夜は北白川で有名な「ますたに」

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「ますたに」
 京都府左京区北白川久保田20
075-781-5762 10:00-19:00
 
ラーメン大盛り 700円 (並は600円)

地元で40年の見た目は微妙な中華屋さんぽいですが、結構込んでます。テイクアウトもできます。どんぶりでは無く、スープ、麺、トッピングが別々。テイクアウト客も多く(買い出しか)スープを専用の水筒に入れているのには驚きました。

京都のラーメンに多い細麺にネギ大盛り。最高です。鶏ガラベースに豚の背脂チャッチャ、のスープも絶妙。そのスープの底には辛ミソが隠されています。地元密着の小さな店かと思ったら、東京の日本橋に進出。