
いきなりではあるが「どうなっている
SONY nav-u NV-U35」である。
nav-uはナブ・ユーである。
実のところ「ATRAS ASG-CM11」の愛用者であるのであるが、「SONY nav-u NV-U35」の登場、そして偶然朝のニュース番組で取り上げられていた事もあって、思わずポチッとしてしまったのである。
まあ、良い方を残して一方はヤフオクにでも・・・、なんという情の無い下克上の世界か。
このSONY nav-u NV-U35は。なかなか、戦略的な価格である。
約半年先に先行して発売された、ユピテルの「ATRAS ASG-CM11」をかなり意識しているのは目に見て取れます。
こちらも、それまでのGPSの雄である「ガーミン社製品」の10万オーバーの価格帯から見ると、実売価格4万円を切るその価格設定に、多くの自転車乗りが驚愕を覚え、狂喜し、散財した事であろう。
そして、世界のSONYが、「ATRAS ASG-CM11」の上を行くであろう性能のGPSを実売価格3万円前後でリリースしたのだ。
が・・・予想を遥かに上回る”大ヒット”の為が、発売早々に「納期未定」の状態となってしまった。
4月頭に注文をしたのだが、今だ納期未定は続き、どうやら6月中旬以降になる予想だとか。
おおおおおい。
ハッキリいってGWに間に合わなかったのは誤算であったものの、「ATRAS ASG-CM11」の方を十二分に検証する事ができた上に、思いっきり救われもして、愛着も涌いてしまった。
と、いいつつも・・・。
さて、この「SONY nav-u NV-U35」は、他の同種GPSとは一線を貸す、「ナビ」である。
元々は自動車用の、ビルトインとはまた違ったコンセプトの簡易脱着可能なコンパクト”カーナビ”シリーズの末っ子として登場したもので、「ATRAS ASG-CM11」の反響に刺激されたのかどうかは知らないが、自転車ユーザー向けにも販路を拡大すべく、ありものを流用して発売にこぎつけたのであろうか?
一応、自転車用GPS各社の有する機能を一通り盛り込んではいるものの、「基本」はやはり”カーナビ”のようである。
シガー電源コード(12/24V)が付属している一方で、自転車に取り付けるためのアダプター「自転車クレードルキット NVA-BU2」は何と別売りなのである。
しかも、この自転車用アダプターも、壊滅的なほど供給が間に合わず、5月末あたりの納期だそうだ。

しかも、これが結構高い。実売価格は4,500円前後だ。そう考えると本体を含めた購入価格は37,000円前後と、「ATRAS ASG-CM11」を上回ってしまう。
もちろん、性能的には遥かにこちらが上であろう。何度も言うようだが、こちら純粋なカーナビの派生であるのだから。
しかし、その為か自転車に装着するには少し大きいような気がする。「ATRAS ASG-CM11」同様に「徒歩モード」もあるようだが、この大きさの「箱」をどう、持ち歩くのだろうか?
コンパス表示のビジュアルや防水防滴機能には惹かれるものがある。自動車のような「その先何m・・・うんぬん」と交差点拡大モードのような道案内は私には必要ないが、自転車専用GPSの新しい可能性に布石を投じるのは確かである。
まあ・・・ここまで待って、思わずキャンセルしそうな手をなんとか抑えてはいるものの、どうしたものだろうか?
初期不良も結構多いらしいし。密かにリコールも行われているのだろうか?
先行して発売された「ATRAS ASG-CM11」も、ファームウェアーの詰めが甘く、年明けから相次ぐバージョンアップが行われていたようだが。
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